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休養の地図

日常を大切にしたら、暗闇から抜け出せた――。二度の休職から職場復帰した当事者だからわかる、“健やかに生きる知恵”を初公開

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出版年月日 2024/04/30
ISBN 9784804764290
判型・ページ数 4-6・256ページ
定価 1,760円(税込)
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内容紹介
目次
著者について

日常を大切にしたら、暗闇から抜け出せた――。「60点主義で1日ずつ」「小さなコーピングで身を守る」「家事をして切り替える」など、二度の休職から職場復帰した当事者だからわかる、“健やかに生きる知恵”を初公開

はじめに
 休養の時期の過ごし方が、未来のあなたを助ける
僕の「休養の地図」

序章 仕事に無我夢中だった僕が、ある日突然頑張れなくなった

1 教員5年目、ある朝出勤すると急に涙が
2 主治医を変えたことが転機になった
3 二度目の休職で、日常に目を向けてみた
4 僕にとって休養とは、人生の充電期間
5 沈んだり浮上したりしながら、回復していった

STEP 1 ゆっくり休む
―まずは疲れ果てた心と身体を充電しよう

6 入院しているイメージで1日を過ごそう
7 上手に休むコツは、「ゆったり系の行動」を増やすこと
8「よかったこと日記」に感謝の言葉を添える
9 元気がないなら、人に会うのは無理しないで
10 頭の中が騒がしいときの2つの対処法
● メンタルダウン前後の「休み方」の変化

STEP 2 セルフケアを身につける
―不安から身を守って平穏に日々を送ろう

11 いつもしている行動が、そのままセルフケアになる
12 「前向きな気持ち」をくじかれないために必要だった
13「コストも効果も小さいもの」を50個かき集める
14 お守りになる「コーピングリスト」を作ろう
15 何をやってもうまくいかない日は、さっさと降伏する
● メンタルダウン前後の「セルフケア」の変化

STEP 3 趣味を増やす
―仕事以外でも充足感が得られる自分になろう

16 趣味を増やすことも、復職への努力にカウントしていい
17 いろんな趣味を試して、いろんな場所に行ってみる
18「やりたくない!」という心の叫びを尊重する
19 趣味のレベルアップを図ろう
20「逃げてばかりでいいの?」に対する答え
● メンタルダウン前後の「趣味」の変化

STEP 4 家事を習慣化する
―復職しても日常は続くから、暮らしを大切にしよう

21 仕事ばかりだった僕が、家事をするようになったわけ
22 料理は20分以内で作れるものでいい
23「今・ここ」に意識を集中する練習になる
24「回復するための手段」として家事をする
● メンタルダウン前後の「家事」の変化

STEP 5 新しい価値観を作る
―再発しないために、考え方をアップデートしよう

25「自分で変えられるところ」を変えていく
26 僕はずっと、人からの評価がほしかった
27「希望の言葉」を探し、持ち歩いてみる
28 優先順位は「自分の健康」「家族の幸せ」「仕事」の順
29「このままでは終わりたくない」と覚悟が決まった話
30 本の中から、大切にしたい価値観を見つける
31 価値観作りを加速させる、絶好のツール
● メンタルダウン前後の「価値観」の変化

STEP 6 職場復帰の準備をする
―少しずつ自分に負荷をかけていこう

32職場復帰の恐怖は、こうして乗り越えた
33「日中の活動量」を上げて自信をつけていく
34「疲れ」をキーワードに日々を過ごす
35 調子を崩すことを前提に、作戦を立てる
36コーピングリスト(職場復帰ver)を作ろう
● メンタルダウン前後の「人間関係」の変化

終章 遠い未来を考えすぎずに、
今日1日をマシにしていく

37 初日はあたたかく迎えてもらえるか? のリアル
38 自分で自分を応援したり、人に助けを求めてみる
39 不安はなくならない、けど減らすことはできる
40「60点主義」で働いて余力を残す
41苦しい時期があるから、物語は面白くなる

おわりに
 一歩ずつ進むうちに、見える景色は変わっていく
巻末解説  伊藤絵美
この本は、「健やかに生きていく」ための知恵に満ちている